天然素材を使っている

アジアンリゾート風家具の素材は、木や竹、籐（ラタン）や草など、多くが自然由来のものです。鉄製やスチール製といった無機質な材料をメインに使用したタイプの家具は、あまりありません。

室内に高級感を醸し出したい場合には、チーク材などの木目が美しい木材を使った家具が向いています。この場合には、シンプルなデザインの家具を選ぶのではなく、アジアン風に彫刻されているような緻密なデザインの家具が、アジアンリゾート風の家にはマッチするのです。

ラタン素材やバンブー素材などで編み上げたデザインの家具を室内に置くと、部屋の雰囲気を一段とアジアンリゾート風に近付けられます。アイテムとして特におすすめしたいのは、ソファです。天然素材を編み込んだフレームと落ち着いた色合いのクッションの組み合わせは、アジアンリゾート感をより高めてくれます。

日本の住宅設計とマッチしやすい

アジアンテイストのインテリアは、背が低めのロースタイルな家具が多いことも特徴です。これは日本の住宅設計における「室内の天井が低い」「部屋の面積が狭い」といった特徴とも合致しやすいです。そのため日本の住宅にアジアン家具を置いても、圧迫感はあまりありません。

天然素材で作られたロースタイル家具であれば、和室であっても特に違和感がありません。家全体をアジアンテイストでコーディネートすることも可能です。

共通の素材を用いている

よく日本の住宅や家具にも、木や畳（い草）、竹や籐などが使用されます。そのためアジアン家具との相性がよいのです。例えば、アジアン家具は木材を使用したフローリングや扉だけでなく、珪藻土を使った壁や石材を使用した床などともマッチします。現在では、戸建て住宅でもマンションでも、ほとんどの日本家屋の床や建具などは木製なので、アジアン家具は気軽に取り入れやすいのです。

また、アジアン家具では、ラタンやヒヤシンスなどで編み込んだ家具も見られます。日本の畳もまた、イグサを用いて緻密に編み込んで作られているものです。そのため、アジアン家具を和室へ置くと調和しやすいのです。和室と続いているリビングダイニングも同様です。

眺望がよい家

窓から森・海などの眺望を楽しむことができる家は、アジアン家具のナチュラルな雰囲気のデザインとマッチします。部屋の内部と室外の風景が融合するような空間に仕上げられるのです。そのため、別荘やセカンドハウスに置くためにアジアン家具を選択する方も少なくありません。

外観がリゾート風の家

アジアンリゾートヴィラのような外観を持つ家も、アジアン家具が似合います。例えば白い壁と木材、石材などを組み合わせた外観です。このような外観はそれだけで非日常的な雰囲気を醸し出します。さらに室内にアジアン家具を置くと、家の外観のみならず室内にも同じ世界観を作り上げることが可能です。

上記のタイプに当てはまらないような住宅であっても、室内にピンポイントで家具を置けば、部屋の雰囲気は大きく変えられます。まずは過ごす時間の多いリビング用の家具から取り入れるのも一つの方法です。